凍えそうな木曜の晩は散歩を

凍えそうな木曜の晩は散歩を

太宰の人間失格を全部読み終わって、主役の葉ちゃんの考えも理解できるな〜と思った。
主人公の葉ちゃんは生活するうえで誰だって抱いている感覚を、大いに抱えている。
そんな部分を、自分の中だけに積み重ねないでアルコールだったり女だったりで、発散させる。
物語の終盤で、飲み屋のママが「葉ちゃんは飲んでも飲まなくてもいい子だよ」と話す。
その一言で、葉ちゃんは要領が悪いんだと、本当に気の毒に感じてしまう。

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★★