汗をたらして自転車をこぐ友達と枯れた森

汗をたらして自転車をこぐ友達と枯れた森

村上春樹のストーリーが楽しいと、友達の人々の話を知って、手に取ったのがノルウェイの森。
この文庫本は、日本だけでなく海外でも多くの人に読まれ、松山ケンイチ主演での映画も公開された。
この人の文庫本は、会話が面白く、どんどん読めてしまうところが良いと思う。
直子と緑との間でゆれる、ワタナベは、いかにも生死の間でゆれているように感じる。
生と死という骨組みをのぞいてみても、直子も緑も魅力的だと思う。
で、ハツミさんや永沢さんやレイコさんといったスパイスが加わる。
全員魅力的で一風変わっていて陰の部分を持ちあわせている。
相当前に読んだ文庫本だが読みたいかも!と思い立って開いたことが何度もある作品。
ワタナベは直子に、「私のお願いをふたつきいてくれる?」と頼まれ「みっつ聞くよ」と答える。
さすが小説家!と感じた部分。
なので、直子がうらやましいと思った。

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夢へ
「夢へ」のことを特別に感じている人って、どれくらいいるのかな。子供のときの体験や固定観念とかそんなのが、「夢へ」が現してることとゴッチャになることって、あると思うんだよね。
★★